更新情報

パパママ塾(第94回)「子どもたちの歯みがき」

★Jチャンいわて(5/28放送分)

 

 

子育てに役立つ情報をお届けする「パパママ塾」です。

今回は、6月4日~10日の「歯と口の健康週間」にあわせ、

子どもたちの歯みがきテーマにお伝えします。

盛岡市内にある赤坂歯科医院の

赤坂栄里子(えりこ)院長にお話を伺いました。

papamama

 

子育て中のお母さんに、子どもの歯みがきについて悩んでいることを

聞いてみると・・・

 

「ちゃんと汚れが取れていないうちに、いやだって、

おとなしくしていてくれないことが悩み」

「嫌がることですかね。最後羽交い絞めにしちゃうか、

あとは椅子に座って歌いながら、ほめてあげる感じです」

 

という声が多く聞かれます。

 

お母さんたちが困っているのは、

子どもたちが歯みがきをした後、みがき残しがないか

チェックする「仕上げみがき」を子どもたちが嫌がってしまうということ。

ただ、口の中に食べ物以外の物、人の手でも歯ブラシでも入ってくる、というのは

子どもにとっては脅威に感じる時期があるんです。

 

仕上げみがきを嫌がる子への対処法は大きく分けて3つあります。

①    歯とか唇に触られることに慣れる

たとえば、ガーゼとかを指に巻いて、歯磨きが嫌な子どもの唇だけちょっと開いてあげて拭いてあげたり下の歯だけちょっと生え始めてきたら、そこだけ表と裏をなでてあげるなど。口を触られることに慣れてきたらゴムブラシなどで、こちょこちょこちょっとか言いながら触ってあげるなど、嫌がる子には、段階的に歯みがきに慣れていってもらうことがオススメだそうです。

②    嫌な歯みがきをやり終わった時にはとにかくオーバーにほめること

子どもながらに達成感みたいなものをじゃあ次もがんばろうかなって思ってもらえるように、お母さんにちょっと演技してもらえたらいいかなと思います。

 

③    大人が頑張り過ぎないこと

「今のうちの全部の歯をみがかなければ」と考えないように。1日2日でそんなに虫歯は一気に進みません。だから1本ずつでも部分部分でも毎日続けてあげることも重要ですね。

 

 

次に仕上げ磨きで気を付けることは何でしょうか?

 

乳歯で虫歯になりやすい場所が3つあります。

それは「歯と歯の間」「歯と歯ぐきの境目」「奥歯のかみ合わせの溝」

これらの場所に注意し、本人用と仕上げ用の歯ブラシを2本用意して歯磨きをしましょう!

 

歯ブラシを鉛筆のように持って、自分が歯みがきをする時の半分の力で。

前歯は2面、奥歯は3面あるので表、裏、溝をみがいていきます。

前歯は表、裏、表、裏。

奥歯は表、裏、溝、表、裏、溝

みなさん、覚えてくださいね!

 

それでは、今回のパパママ塾、最後にクイズです!

仕上げみがきは、一体いつまですればいいのでしょう?

 

本当は小学生のうちは仕上げみがきをしてもらいたいのですが、

現実には高学年になると嫌がるお子さんが多いと思うので、

最低でも3年生までは仕上げ磨きをしてあげてほしいです。

手首の動きが2年生くらいにならないとうまくできないという統計があるので

そういう意味でも少なくとも3年生までは、やらせてくれるならば6年生まで

みがいてあげてください。

 

健康な歯は、食べ物をよく噛んで消化を助け、丈夫な体を作るのに欠かせません。

さあ、6月10日までは歯と口の健康週間です!

根気強く、子どもに歯みがきの生活習慣をつけてあげられるように

仕上げみがきをがんばりましょう!

2014 年 6 月 6 日 19 時 07 分 44 秒

パパママ塾(第93回) 春休みの学びスポット「親子で行く 遺跡の学び館」

★Jチャンいわて(3/28放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで

今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。

教えてくれるのは、

盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。

きょうは「親子で行く 遺跡の学び館」についてです。

 

遺跡の学び館は市内にある、大館町遺跡の発掘現場を再現した場所です。

5500年から4500年前の縄文時代の中期の集落跡ということで

実際に入って、色々な仕掛けを見ることができます。

遺跡から出てくるバラバラの土器を組み立てて、

元の形が見えるようにするのも、人の手で行う作業になりますので

その一端をここで体験してもらえれば、と思います。

 

 

また、土器そのものだけではなく、この現場の土の色だとか、

どこからどういったものが出てきているだとかということも含めて調べる

ことで、現場の中からこのような竪穴住居があったということが分かりま

した。

歴史をまだそんなに詳しくやっていない小さな子たちも、

まずは歴史に触れるキッカケとして興味を持って、見て触ってもらう場所

としてかなり楽しんでいただけるのではと思います。

 

 

遺跡の学び館では、随時火おこしの体験ができるほか、縄文服を試着する

体験もできます。

「土玉」と言って土でできた玉に色を塗って腕輪に仕上げたものもありま

すので、こういったもので着飾って楽しんでいただくことができます。

予約をしていただければ、勾玉を作る体験、縄文土器を作る体験もできま

すので、難しく考えるというよりは、「これは何だろう?」という純粋な

疑問から色々なものを見てもらえれば、と思います。

 

■盛岡市・遺跡の学び館

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2014 年 3 月 28 日 17 時 25 分 26 秒

パパママ塾(第92回) 春休みの学びスポット「火おこし体験」

★Jチャンいわて(3/27放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで

今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。

教えてくれるのは、

盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。

きょうは「火おこし体験」についてです。

 

最初の火おこしは、おそらく棒1本を手で一生懸命こするといった

「もみぎり」といったものから始まったようです。

これよりもう少し進化した道具の「まいぎり」というものは

杉板に切り込みとくぼみをつけて、このほかにちょっと加工した板の2つ

を使って、ヨーヨーとかぶんぶんゴマと同じように、

紐が戻る力をうまく利用しながら火をおこします。

この道具にあるV字の切り込みも広すぎると熱が冷めてしまって

火が点きませんし、逆に狭すぎると粉がたまらなくて点きません。

遺跡から実際に見つかっている火おこしの板だと言われるものにも

同じような切り込みがついているようなものが見られます。

火種が出来たら、火口(ほくち)と呼んでいる燃える燃料のほうに

移していきます。

細く、長く。強さよりも長さを重視して息をそっと吹いていくと煙が

どんどん出てきて火がボッとつくような形になります。

火がつくことによって、暗い所を明るく照らせたり、

煮炊きや土器が焼けるなど色んなことができるようになります。

昔のことを体験して、今の自分たちと生活と比べてみて

「あ、こんなことをやってたんだ!」と考えてみるのもいいですね。

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2014 年 3 月 27 日 19 時 15 分 51 秒

パパママ塾(第91回) 春休みの学びスポット「縄文人の道具」

★Jチャンいわて(3/26放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで

今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。

教えてくれるのは、

盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。

きょうは「縄文人の道具」についてです。

 

食べるために煮るといった行為が、土器の登場により可能になりました。

さらに木の実やなんかをたくさん採って冬の間は蓄えておかなければ

いけませんので、そういったものを蓄えておく土器もあったようです。

 

縄文時代の最初の頃になりますと、底がとがった土器が見られます。

煮炊きをする際にとがった底の部分をほんの少し地面に埋めて、

周りから火を焚くとかなり早く水が沸くんだそうです。

 

ただ、使い難かったのか、作りにくかったのか分かりませんが、

底はいずれ平らなものになっていきます。

 

また、「土偶(どぐう)」というで作られた人形も遺跡から見つかることがあります。

 よく壊れて出てくる場合が多いので、

例えば、どこか腕をケガしたら土偶の腕を壊して

自分の変わりになってもらって、ケガが早く治りますようにといった

“おまじない”のような意味合いで使われたのではないか、

と考えられることもあります。

 

一方、「石」でできた道具には、どんなものがあったのでしょうか?

石の出っ張った部分にひもをくくって、首か腰か下げて使う携帯用のナイフや、

石皿とすり石、例えば木の実を叩いてすりつぶすといった風に使われた道具も

あったようですよ。

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2014 年 3 月 26 日 18 時 56 分 40 秒

パパママ塾(第90回) 春休みの学びスポット「縄文人の家」

★Jチャンいわて(3/25放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで

今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。

教えてくれるのは、

盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。

きょうは「縄文人の家」についてです。

 

遺跡の学び館には、縄文時代の竪穴住居の跡を復元したものがあり、

だいたい丸形で、この中でだいたい4~5人で暮らしていたようです。

ものによってはもっと大きな竪穴の建物の跡も見つかったりしています。

 

“竪穴住居”とは、床面が地面より低い位置に掘って床にしてあり、

そこに柱を立てて屋根をかけるといった住居のことをいいます。

“たて“”あな“住居ですので、たてに穴を掘って建てた家ということになります。

 

掘った土を住居の周りにぐるっと盛って

横から雨水が入ってくるのを防ぐことができます。

住居のほぼ真ん中に近い位置に

石で囲って“ろとい”と言って火を焚く場所があり、

煮炊きをする土器を設置して使っていたようです。

 

盛岡の縄文の跡から稀に見つかるのが、フセガメと呼ばれる甕です。

住居の下にさかさまで埋められた底に穴の開いた土器も見つかっています。

何のために埋められたのかといいますと、色々な説が言われていますが、

はっきりしたことはまだ分かっていません。

140325papamama

2014 年 3 月 25 日 18 時 46 分 46 秒

パパママ塾(第89回) 春休みの学びスポット「縄文人の暮らし」

★Jチャンいわて(3/24放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで

今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。

教えてくれるのは

盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。

 

縄文時代が始まるのがだいたい1万2~3千年前から

1万年ほど続いたと言われています。

縄文時代の暮らしといいますと、狩猟、採集ということで、

狩りをして動物を獲ったり木の実を取ったりという生活をしていたと思われます。

縄文時代の狩りは・・・

 

・落とし穴を使ったもの

・弓矢の先に石を加工して鋭く尖った矢じりといったものをつけて

武器、狩りのときの道具にして獲物を追うといったようなもの。

 

あとは、犬とパートナーを組んでの狩りもあったと思われます。

 

狩りで獲った動物は、毛皮はもちろん使いますし、お肉も食べます。

残った骨は釣り針や針に加工して使用していたようです。

 

また、縄文時代は例えば自分の家の近くの粘土を取ってそれをこねて

土器を作ったり、土偶(土でできた人形)を作ったり、

石を加工して道具として使うといった生活をしていたようです。

 

遺跡の学び館には縄文時代の遺跡から発掘された、

そのような様々なものが展示されていますよ。

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2014 年 3 月 24 日 18 時 36 分 11 秒

パパママ塾(第88回) 昭和の遊び 「昭和の遊びに親しむ」

★Jチャンいわて(2/28放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、手先を使う遊びとして今見直されている、

昔懐かしい「昭和の遊び」を紹介します。

教えてくれるのは、もりおか歴史文化館 ボランティアガイドの

木川田さんと学芸員の小西さんです。

きょうのテーマは「昭和の遊びに親しむ」です。

 

昔の子どもは、とにかく遊び道具を自分で考えて、作って、

それで遊んでいました。

そうすると次の子どもがそれを真似してつくって、どんどん波及していきました。

当時はけん玉も自分で作っていたんですよ。

竹を十文字に加工して、竹の輪をポンといれるものを作って遊ぶわけです。

自分で遊び道具を作ることで、手の器用さとか、

瞬間的な動作の訓練になったんじゃないでしょうか。

 

さて、2011年に開館した「もりおか歴史文化館」の2階には、

「昭和の遊び」を体験するコーナーが設けられています。

けん玉やコマ、お手玉、竹返しや貝さらいなど昭和にメインで遊ばれていたもの

から、かなり古くから盛岡で遊ばれていたものまで取り揃えているので、お年寄

りから子どもまで誰でも楽しむことができます。

けん玉やだるま落としは男の子に、女の子にはあやとりが人気です。

幼稚園ぐらいの子でも、あっという間にどんどんできるようになっていきます。

大人の世代の方にも大変喜ばれていて、「自分が子どもの頃こんな遊びあった

なあ・・・」と、童心に帰ることができますので、

ぜひ、お父さん、お母さんと一緒に遊びに来てほしいですね。

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2014 年 2 月 28 日 18 時 41 分 11 秒

パパママ塾(第87回) 昭和の遊び「メンコ」

★Jチャンいわて(2/27放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、手先を使う遊びとして今見直されている、

昔懐かしい「昭和の遊び」を紹介します。

教えてくれるのは、もりおか歴史文化館 ボランティアガイドの

木川田さんです。

きょうは「メンコ」です。

 

昔の「メンコ」は大きいもの・中くらいのもの・小さいものなど

色々なサイズのものが駄菓子屋さんで売っていました。

また、メンコは古くなり柔らかくなったものほど強かったので、

新しいものは当時の子どもたちの間では馬鹿にされていたんです。

代表的な遊び方は、だいたい4~5人でメンコをバタンと地面に投げ合い、

相手のものがひっくり返れば自分のものとなります。

上手な子どもは、服の風圧を利用してパーンとひっくり返したものでした。

相手を負かすためには自分がどのような判断、作戦でやるかを、

当時の子どもたちはいつも考えていたんですね。

また、メンコの裏には数字書いているので、

1・2・3で友達同士で出して、数を比べるなどほかの遊び方もできました。

 

第二次世界大戦中は軍人さんの絵がかいたものなどがずいぶんありました。

メンコの絵を見ると、時代背景がよくわかるような気がしますし、

一方で絵の魅力というものも、ものすごくあったと思います。

今の子どもたちがメンコに取り組んで遊ぶことは、

忘れられた歴史・文化の伝承につながりますし、

今であれば新幹線のマークなんかをつけて

メンコをやったら面白いかもしれませんね。

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2014 年 2 月 27 日 18 時 36 分 25 秒

パパママ塾(第86回) 昭和の遊び「あやとり」

★Jチャンいわて(2/26放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、手先を使う遊びとして今見直されている、

昔懐かしい「昭和の遊び」を紹介します。

教えてくれるのは、もりおか歴史文化館 ボランティアガイドの

作山さんです。

きょうは「あやとり」です。

 

ひも1本さえあれば、2人でも1人でも楽しめるのが、「あやとり」の魅力。

“ほうき”など、日が暮れるまでじゃないけど、

ほんとに必死になってやったものです。

また「おはじき」も見た目がきれいですし、男の子も女の子も

みんな一緒になって遊べて、その上、遊び方も色々あるので楽しいですよ。

もりおか歴史文化館を訪れるいろんな家族の方に、

懐かしいと言って遊んでいただいています。

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2014 年 2 月 26 日 18 時 55 分 56 秒

パパママ塾(第85回) 昭和の遊び「お手玉」

★Jチャンいわて(2/25放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は、手先を使う遊びとして今見直されている、

昔懐かしい「昭和の遊び」を紹介します。

教えてくれるのは、もりおか歴史文化館 ボランティアガイドの

作山さんです。

きょうは「お手玉」です。

 

今のお手玉は普通の余り布で作った袋に、小豆や大豆が中に入っています。

昔は食べることで精いっぱいだったので小豆などではなく、

外で雨だれの下にある細かい石を拾い、

箱に積んで自分で教わって作っていました。

お手玉ができたらみんなで楽しむのですが、

下手でも自分が作ったものがやりやすいんですよ。

歌を歌いながら、少ない数からだんだんと投げる数を増やしていきます。

モノはないけれども、(周りに)あるもので工夫して遊ぶっていうのが、

私たちの時代でした。

いまもそれが必要じゃないかなと思います。

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2014 年 2 月 25 日 18 時 40 分 27 秒