★Jチャンいわて(2/27放送分)
子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。
今週は、手先を使う遊びとして今見直されている、
昔懐かしい「昭和の遊び」を紹介します。
教えてくれるのは、もりおか歴史文化館 ボランティアガイドの
木川田さんです。
きょうは「メンコ」です。
昔の「メンコ」は大きいもの・中くらいのもの・小さいものなど
色々なサイズのものが駄菓子屋さんで売っていました。
また、メンコは古くなり柔らかくなったものほど強かったので、
新しいものは当時の子どもたちの間では馬鹿にされていたんです。
代表的な遊び方は、だいたい4~5人でメンコをバタンと地面に投げ合い、
相手のものがひっくり返れば自分のものとなります。
上手な子どもは、服の風圧を利用してパーンとひっくり返したものでした。
相手を負かすためには自分がどのような判断、作戦でやるかを、
当時の子どもたちはいつも考えていたんですね。
また、メンコの裏には数字書いているので、
1・2・3で友達同士で出して、数を比べるなどほかの遊び方もできました。
第二次世界大戦中は軍人さんの絵がかいたものなどがずいぶんありました。
メンコの絵を見ると、時代背景がよくわかるような気がしますし、
一方で絵の魅力というものも、ものすごくあったと思います。
今の子どもたちがメンコに取り組んで遊ぶことは、
忘れられた歴史・文化の伝承につながりますし、
今であれば新幹線のマークなんかをつけて
メンコをやったら面白いかもしれませんね。