★Jチャンいわて(3/25放送分)
子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。
今週は、春休みに親子で行きたい学びのスポットで
今から2000年以上前、縄文時代の暮らしについて紹介します。
教えてくれるのは、
盛岡市・遺跡の学び館の山野友海(やまのともみ)さんです。
きょうは「縄文人の家」についてです。
遺跡の学び館には、縄文時代の竪穴住居の跡を復元したものがあり、
だいたい丸形で、この中でだいたい4~5人で暮らしていたようです。
ものによってはもっと大きな竪穴の建物の跡も見つかったりしています。
“竪穴住居”とは、床面が地面より低い位置に掘って床にしてあり、
そこに柱を立てて屋根をかけるといった住居のことをいいます。
“たて“”あな“住居ですので、たてに穴を掘って建てた家ということになります。
掘った土を住居の周りにぐるっと盛って
横から雨水が入ってくるのを防ぐことができます。
住居のほぼ真ん中に近い位置に
石で囲って“ろとい”と言って火を焚く場所があり、
煮炊きをする土器を設置して使っていたようです。
盛岡の縄文の跡から稀に見つかるのが、フセガメと呼ばれる甕です。
住居の下にさかさまで埋められた底に穴の開いた土器も見つかっています。
何のために埋められたのかといいますと、色々な説が言われていますが、
はっきりしたことはまだ分かっていません。