★Jチャンいわて(9/23放送分)
今週は、こどもたちの間で注目が集まる「恐竜」の特集。
岩手県立博物館の大石雅之さんに話を聞きました。
私たちが暮らす「岩手」と「恐竜」には実は深い関係があるんです。
岩手には日本で最初の恐竜「モシリュウ」がいて、
日本の恐竜発見ブームの引き金になったというのが、
岩手のモシリュウの話。
日本で初めての恐竜の化石は
私たちが住む岩手での岩泉町のほうで
今から35年前、1978年に見つかりました。
それは大きな骨で、日本で恐竜が見つかるとは誰も考えていませんでしたが、
「モシリュウ」は中国から出ている「マメンキサウルス」という、
恐竜の中では竜脚類(りゅうきゃくるい)に属する非常に巨大な恐竜に近い
ということが分かっています。
頭からシッポの先まで、なんと22メートル!
岩手にも20メートル級の恐竜もかつていたということになりますね。
さて、海の向こうの中国からどうやって岩手に来たのでしょうか?
それは、恐竜の時代が終わってだいぶたってから、
日本海ができて日本列島が東・南のほうに動いていったので、
大陸の海側を歩いていった恐竜が死んで化石になり、
岩手でモシリュウが見つかったんです。面白いですよね。