★Jチャンいわて(9/24放送分)

 

いまから1億年以上前に岩手にいた「モシリュウ」

今回も岩手県立博物館の大石雅之さんに話を聞きました。

 

モシリュウは植物をたくさん朝から晩まで食べ続けていたようです。

どういう植物かというと、大きな針葉樹、当時の杉の仲間、尖った葉っぱなどを

食べていたと考えられています。

 

また、モシリュウについて岩手のある有名人にまつわる面白い話があります。

実は、宮沢賢治がモシリュウが見つかることを予言したかのような物語

「楢ノ木大学士の野宿(ならのきだいがくしののじゅく)」を書いているんです。

“楢ノ木大学士”という人が、博物館の人から恐竜の骨を見つけてきてくれといわれ

三陸海岸に探しに行く。恐竜の時代の地層を調べたら足跡化石が見つかったり、追いか

けたらタイムスリップをしたり、目の前に恐竜がたくさんいてモシリュウの仲間の竜脚類の

恐竜がいっぱいいる、というお話。

白亜紀の地層が三陸海岸にあるということを賢治は実は知っていて、

物語に白亜紀の地層を登場させたのでは、と思わせる作品です。