更新情報

パパママ塾(第74回) 離乳食のつくりかた①

★Jチャンいわて(11/25放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今回は子どもの食育について、

県の食育パートナー 小野寺恵先生に話を聞きました。

きょうは「離乳食」です。

子どもがミルクから離れるためには、

まずゴックン期、そしてモグモグ期、そのあとカミカミ期と移行します。

だんだんと固形食に慣れるためのセレモニーなんです。

 

【ゴックン期 (5~6カ月頃) の離乳食】

1匙づつ入れるときに、舌から出したりすること慣れてきて素材の味にならしていく時期。

最初は重湯、うすい味のおかゆから慣らしていくと良いでしょう。

ゴックン期は10倍がゆに、かぼちゃをペーストしたものを入れて、

素材の甘味を楽しんで飲み込めるように作りました。

わたしが子どもを育てていたときには、

普通のご飯を炊き上げる真ん中に耐熱容器を入れて10倍がゆを同時に作っていました。

そうすることで一緒に子どもたちとご飯を楽しめますよね。

 

●ゴックン期の子ども向けメニュー

<材料>

カボチャ              15g
米                         小1
水                         小10
だし汁                  大1/2

 <作り方>
1.カボチャは皮をむいて種を取りのぞき柔らかくゆでる

2.10倍がゆにだし汁を加えてすりつぶし1に少しづつ加えてのばす

 

 

【モグモグ期(7~8カ月頃)の離乳食】

モグモグ期は、口を動かし、食べ物を中に入れられるようになる時期。

あまり甘いものや、辛いものを入れすぎることは、

味覚が出来上がってくる頃なので気をつけなければいけません。

今の季節は風邪ひきやすいです時期。

旬の生鮭を入れて免疫力を高めるように、

また素材の味をあまりお塩などをいれないで、

その素材の味を子どもに味覚として持ってもらえるよう作ってみましょう。

 

●モグモグ期の子ども向けメニュー

<材料>

ジャガイモ(すりおろし)     20g
トマト(細かくきざむ)    20g
生鮭   (細かくしておく) 10g
ごはん                             30g
水                                       100cc

 <作り方>

1.ジャガイモはすりおろし、生鮭とごはん、水を入れ

 柔らかくなるまでコトコト煮る

2.さらにトマトを加えて煮込む

2013 年 11 月 25 日 19 時 13 分 25 秒

パパママ塾(第73回)「オススメの絵本②」

★Jチャンいわて(11/1放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は「読書の秋!」ということで絵本の魅力や読み聞かせについて、

盛岡市立図書館の松本広(まつもと・こう)さんに話を聞きました。

今日は「物語を楽しむ、読み聞かせにオススメの絵本」を紹介します。

 

●「ぐりとぐら」 作:中川 李枝子 絵:大村百合子 出版社:福音館書店

 

「ぐり」と「ぐら」という2匹のねずみが森に出かけて、大きな卵を見つけます。

「なんて大きい卵なんだろう」さあどうしよう・・・。

ものすごく長く活躍しているキャラクターですので、きっと子どもと共通の話題に

出来ると思いますよ。

 

●「さつまのおいも」 作:中川ひろたか 絵:村上康成  出版社:童心社

 

さつまいもさんの暮らしが出てきて、みんなでトレーニングをしています。

秋になると食べる焼き芋ですが、そんなさつまいもさんも土の中で人間のようにいろんな

暮らしがあるというのがシュールで面白いですよね。

 

●「ハロウィンナー」 作・絵:デーヴ・ピルキー 訳:かねはらみずひと 

出版社:アスラン書房

 

ハロウィンの仮装行列の本です。本場アメリカの絵本ですので

ハロウィンの夜の楽しい雰囲気が自然に伝わってきます。

2013 年 11 月 1 日 18 時 44 分 42 秒

パパママ塾(第72回)「オススメの絵本①」

★Jチャンいわて(10/31放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は「読書の秋!」ということで絵本の魅力や読み聞かせについて、

盛岡市立図書館の松本広(まつもと・こう)さんに話を聞きました。

今日は「言葉の響きが楽しい、読み聞かせにオススメの絵本」を紹介します。

 

●「だるまさんが」 作・絵:かがくいひろし 出版社:ブロンズ新社

読み方でだいぶ印象が変わる本です。

一生懸命読むというよりは、一緒に遊ぶような感じで読むといいのかなと思います。

 

●「さわさわもみじ」 作:ひがしなおこ 絵:きうちたつろう 出版社:くもん出版

風の音の「さわんさわん」など表現が楽しい絵本。

この絵本を読んだあとで「じゃあ今度の週末はもみじを探しに行こうか」とか

子どもに提案もできるのでは。

「あの絵本でも読んだよね、もみじさんだよ」とか語りかけたりすると、

絵本の世界と現実の世界がつながって、広がりをもつ感覚が味わえます。

 

●「あいうえたいそう」 作:木坂涼   絵:スギヤマカナヨ 出版社:偕成社

この絵本は、その名のとおり「あいうえたいそう」ということで体操をしていくんですが、

「あの段、あいうえあいうえあいうえお」など、ちょっと早口言葉みたいな感じで読んでいき

ます。また、次のページにはいろんな絵が並んでいて、「これなーんだ」と子どもに1個1個

聞いてみると楽しいですよね。

言葉遊びと絵探しの両方の要素があって楽しい絵本です。

2013 年 10 月 31 日 18 時 44 分 14 秒

パパママ塾(第71回)「読み聞かせの工夫」

★Jチャンいわて(10/30放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は「読書の秋!」ということで絵本の魅力や読み聞かせについて、

盛岡市立図書館の松本広(まつもと・こう)さんに話を聞きました。

今日のテーマは「読み聞かせの工夫」です。

 

同じ子に同じ絵本を読んでも、その時々で反応が違うので

こういう読み方をすれば絶対良い、というものはないと思います。

読み聞かせのコツとしては、子どもに読んで聞かせてあげるというよりも

絵本の世界を子どもと一緒に楽しむ、といった取り組み方がいいと思います。

読み手が絵本を楽しもうという気持ちが大切です。

 

また、忙しくて時間がとれないときは子どもが寝る前に

ほんの3分、5分でもいいので、

機会を増やして読んであげてもいいのではないでしょうか。

 

「こういう風に読まなきゃいけない」という義務感があると続けるのが

大変だと思うので、「お子さんと一緒に絵本を楽しむ」という気持ちで

読んであげるといいと思います。

2013 年 10 月 30 日 18 時 41 分 04 秒

パパママ塾(第70回)「絵本の選び方」

★Jチャンいわて(10/29放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は「読書の秋!」ということで絵本の魅力や読み聞かせについて、

盛岡市立図書館の松本広(まつもと・こう)さんに話を聞きました。

今日のテーマは「絵本の選び方」です。

 

ポイントは読み手が読みたい本というより、

聞き手にあわせた本を選ぶことです。

 

子どもがまだ言葉を話し始めたばかりであるのに、

難しい物語重視の絵本を選んでもキョトンとされてしまいます。

やはり年齢にあわせて、

子どもがまだ小さければ「つくり」がシンプルな赤ちゃん絵本を

もうちょっと大きくなってきたら短めの話をなど、

その時々にあわせた、絵本選びが必要になってくると思います。

 

絵本をよく見ると「対象年齢」が記載されていますが、

同じ年であってもちょっと分からない・分かるなど個人差があるので、

親が本をうまく選んで読んでいただければ。

確かに絵本には対象年齢が書いていますが、あくまでも目安であって、

必ずしもとらわれる必要はありません。

 

また、本そのものを選ぶ過程の楽しさがありますし、

子どもさんが、例えば「この本を読みたい」というときは

「ちょっとまだ早いな」と思ったとしても、

子どもさんの選択を大事にして

「お家に帰って読んでみようか」というときも

あってもいいのではないかと思います。

2013 年 10 月 29 日 18 時 50 分 07 秒

パパママ塾(第69回)「絵本の魅力」

★Jチャンいわて(10/28放送分)

 

子育てに役立つ情報をお送りする、シリーズ「パパママ塾」。

今週は「読書の秋!」ということで絵本の魅力や読み聞かせについて、

盛岡市立図書館の松本広(まつもと・こう)さんに話を聞きました。

今日のテーマは「絵本の魅力」です。

 

親は絵本を読みきかせることで、子どもの言葉の覚えが早まると考えがちです。

しかし本当は、読み聞かせを通じて子どもと親が一緒に触れ合えることが

一番大きな魅力といえ、絵本は家族のつながりを感じる大切な機会を与えてくれます。

 

また、言葉が分からなくても絵だけ見ていれば、絵本の中の世界が理解できます。

言葉をしゃべる前の赤ちゃんであっても、絵本の世界を十分理解できることも、

その魅力の一つといえますね。

 

赤ちゃん絵本は、言葉の単語だけが羅列されているものが多いのですが、

読み方をちょっと変えてみたりするだけで、お子さんの反応が違ったりします。

絵本は、本当にいろんな種類があり、日本の作家と海外の作家で、

国民性などの違いがみえるところもまた面白いですね。

2013 年 10 月 28 日 19 時 29 分 48 秒

パパママ塾(第68回)~恐竜が岩手にいた!「県立博物館の紹介」~

★Jチャンいわて(9/27放送分)

 

シリーズ「パパママ塾」。

最終日のきょうは、恐竜の化石がある県立博物館の紹介です。

 

県立博物館では、化石に実際に触れることができます

「アパトサウルス」という恐竜の上腕骨、腕のあたりの骨です。

恐竜化石に実際に触れてみて感触を確かめてみてください。

 

 

 

 

 

 

県立博物館は、岩手の自然、文化を紹介した総合的な博物館ですが、

中に入るといろんな分野の展示を見ることができます。

2Fの一番奥のほうには体験学習室という、子どもが遊んで楽しめる

伝統的な遊びや昔の服を着たりできるコーナーがあります。

毎週日曜日には、幼児から小学生を対象にした各種体験教室を行なっています。

9月29日にはたけとんぼ作りを予定しています(要事前予約)。

10月6日には「博物館まつり」があるので、家族で遊びに行ってみては?

2013 年 9 月 28 日 07 時 48 分 42 秒

パパママ塾(第67回)~恐竜が岩手にいた!「恐竜が進化して○○に」~

★Jチャンいわて(9/26放送分)

 

今回は肉食恐竜についてです。県立博物館の大石さんにさらに詳しく話を聞きました。

去年、久慈で見つかった東北で初めての肉食恐竜の化石。

指が良く回るような構造があって指が動かしやすいものでした。

一番先端に尖った鍵爪のような骨があって、獲物に襲い掛かっていたようです。

なんだか、獲物を狩る鳥のようですね。

近頃、恐竜にも鳥と同じように羽毛があると分かってきています。

中華竜鳥という中国で見つかった、小さな恐竜は、骨があって出てきたときの様子があり

ます。よく見ると羽毛の後があったりするんです。

 

いままで恐竜というと、表面が「うろこ」というイメージだったが

獣脚類の恐竜たちは、どうも今までと違って少し毛深いというか

羽毛があるというような復元図が近頃出てきています。

恐竜が進化したのが鳥ということなんです。

恐竜は6500万年前に絶滅していますが、

鳥は今もいるということで、鳥は恐竜の子孫といえます。

2013 年 9 月 27 日 08 時 44 分 52 秒

パパママ塾(第66回)~恐竜が岩手にいた!「久慈市では化石ラッシュ」~

★Jチャンいわて(9/25放送分)

 

今回は近年、県内で続々と発見された恐竜化石を紹介します。

 

岩手県でモシリュウに次ぐ2番目の恐竜化石は、

2008年になってやっと久慈で見つかりました。

鳥盤目という恐竜のお尻の部分の骨だったのですが、

また去年の3月にも竜脚類という「モシリュウ」の仲間の歯の化石が見つかっています。

頭はそれほど大きくなく、小さい歯でも巨大な身体を持っていたようです。

 

また、久慈では別の種類の化石も出ていて

去年5月 青森県の中学生が琥珀の採掘体験場から小さな骨を見つけました。

東北地方で初めて見つかった肉食恐竜、獣脚類。

肉食恐竜といえば、ティラノサウルスを思い浮かべると思いますが、

それの小型の仲間の足の指が見つかりました。

 

モシリュウが見つかってから、全国ではいま調査が進んでいて

続々と恐竜が見つかっています。

2013 年 9 月 26 日 08 時 41 分 46 秒

パパママ塾(第65回)~恐竜が岩手にいた!「モシリュウと有名人の予言」~

★Jチャンいわて(9/24放送分)

 

いまから1億年以上前に岩手にいた「モシリュウ」

今回も岩手県立博物館の大石雅之さんに話を聞きました。

 

モシリュウは植物をたくさん朝から晩まで食べ続けていたようです。

どういう植物かというと、大きな針葉樹、当時の杉の仲間、尖った葉っぱなどを

食べていたと考えられています。

 

また、モシリュウについて岩手のある有名人にまつわる面白い話があります。

実は、宮沢賢治がモシリュウが見つかることを予言したかのような物語

「楢ノ木大学士の野宿(ならのきだいがくしののじゅく)」を書いているんです。

“楢ノ木大学士”という人が、博物館の人から恐竜の骨を見つけてきてくれといわれ

三陸海岸に探しに行く。恐竜の時代の地層を調べたら足跡化石が見つかったり、追いか

けたらタイムスリップをしたり、目の前に恐竜がたくさんいてモシリュウの仲間の竜脚類の

恐竜がいっぱいいる、というお話。

白亜紀の地層が三陸海岸にあるということを賢治は実は知っていて、

物語に白亜紀の地層を登場させたのでは、と思わせる作品です。

 

2013 年 9 月 25 日 10 時 36 分 42 秒